コロナだけを怖がる不思議


これはとても興味深いブログでした。


マクロなレベルでは、新型ウィルスに罹患して死ぬひとの数は、ごくわずかかもしれない。だけど、じゃあ、それがお前だったらどうする?
社会全体のなかではわずかな確率でしかないものが、それに当たったときには、私たちは私たちの人生のすべてを差し出さなければならない。


「1万人にひとり」「10万人にひとり」「1億人にひとり」……でも、ひとりはひとりだ。そして私たちはすべて例外なく、「ひとり」としての人生を生きている。9999人が生き残ったとしても、「私」が死ねば、それは世界のすべてがなくなってしまうことを意味している。


ウィルスに感染して死んでしまったら、それは私たちにとっては、すべてを失うことと同じである。
確率がいかに低いか、ということを合理的に教えられても、私たちは、それが私たちのすべてを奪い去るものであるかぎり、それで納得はしないだろう。
私たちは、確率の数字では「癒されない」のだ。


そのとおり。


だから、私のような心気症体質の人は、どんなにかかる人が少ない確率の病気(死に至るもの)でも、自分はなるかもしれないと怯えている。


でも多くの人は、普段はそうじゃない。


私が身体の不調を気にしだし、重篤な病気を予測していると話すと、考えすぎとか、大丈夫だよ、と言う。


とても楽観的でポジティブで、なんなら私を憐れんでいるだろう。


今回のコロナウィルスでめちゃくちゃ不安がっている人と、普段、病気を怖がる私は何が違うのか?同じじゃない??


であれば、なんで普段は病気を恐れず、楽観視していられるのか甚だ疑問。



今回のコロナウィルスは

季節性インフルエンザと比べて感染力は高くないとの見解を明らかにした。一方で重症化する患者はより多く、致死率は3・4%とインフルエンザより高いとも指摘した。


とのことだけど、今の状況だけ見ていたら、健康な人には風邪でしかないわけで。



であれば、健康な人がかかる、致死率も高くて、もっとしんどい病気(がんとか)をなぜ普段から怖がらないんだろう…と思ってしまうんだけど…ねえなんでなの…??



最悪、


肺炎になっても、その個体が弱ってなければ(年齢や基礎疾患の有無)回復するのに、なにをそんなコロナごときで。


コロナがもっと重篤な感染症だったら、そりゃ私もいつもどおりパニックになりますけどねえ。


これ以上感染拡大はしないほうがいいので、予防は徹底すればいいけど、メディアも煽るし、わりと危機感高めな人が多くて、びっくりしています。



健康診断で要精密検査になっても無視したり、いつも健康に無頓着な人が、コロナに怯えているサマは不思議です。

よく生きる

不安神経症(疾病恐怖)のリハビリとして他人の死生観を集めたり、役立つ情報を自分のために溜めています。

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