父⑧ けっこうやばいんじゃね

新たな抗がん剤投与が始まってだいたい2週間。


今日面会に行ったら、父親は寝ていて、睡眠ていう意味の寝ているではなく、体力がなく、弱っているから意識もないという状態だった。呼びかけにも応じない。


1週間前はぜんぜん会話できたのに、こんなに波というか、変わっちゃうんだな。



ちょうど医師がいて説明を受けた。


・数値的にはそんな悪くない(腎臓だか肝臓の数値(何の数値かは知らん)が高いことは高いけど前から高めだった)

・副作用?の波の上下が激しめで、今はダウナーなほう

・今やってる薬がうまく効けば、正常な血液細胞が戻る

・うまくいってないと、正常なのと同時に悪いほうもまた増える

・そうなったとき、また新たな手段はとるが、その間に体力が奪われ、感染症でやられることはありうる。とにかく今いちばん怖いのは感染症

・ちょっとしたバイキンで、死に至る。例えば脳内出血とか。普通は外傷じゃないと出血しないが、抗がん剤を使ったことによって?出血することもある

・貧血がひどい

・(貧血がひどいので)呼吸のために最小限の酸素してます

・治療自体はうまく?いってるが、それ以外のことで命の危険が起きることはあるので、その場合延命治療はしますかしませんか

・ショックという状態になっちゃうと、命の危機は急にくることもある。明日とか夜中とか



まとめると、もはや父の生きる力、体力が全て!!!ということ。



抗がん剤は毒でもある。

毒に耐えるには体力が必要。父は67歳。


男性の平均年齢81歳らしいので今の60代は若い。実際、病棟でも父親は若いほう。でも事前に脳と肺をやられていて、健康体ではない。


これまで父親の病名を検索することはしてなかったんだけど、たまたまある医師のブログを見ていたら、


白血病(血液のがん)の中でもめっちゃタチ悪い上に予後わるいやつとして高らかに書かれていた。


最終的には移植しかない、とも。高齢だと移植自体もあまりやらないみたいだけど(体力と予後の兼ね合いで)。


え、まって。これ今回のうまくいったとてしても、あんまよくないんじゃね(予後)、、、であればこのまま、、という思いがよぎる。


高熱で飲食できず痩せこけ、闘っている父親を思えば不謹慎極まりない発言です。


家族としてはプロに任せ、苦しまないように過ごせればそれ以上は望まないし、当人の体力気力がある限り突っ走るのみなんだけど。



いっぽうで、


脳膿瘍でギリ助かったり、もとの炎症の進行がとまっていたり(悪化すると言われていた)と、何度かもうだめだと思ったシーンから復活している父なので、


ぜんっぜん厳しい状態なんだけど、


どこかでしぶとく生きそうだな(いい意味で)、という思いも否めず、2%くらい楽観的な感情もあるんだよなぁ。これまでの人生もそういう節があったからね、父ちゃん。


よく生きる

不安神経症(疾病恐怖)のリハビリとして他人の死生観を集めたり、役立つ情報を自分のために溜めています。

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