不安のメカニズム

今から40年以上前、最先端とされるACT(Acceptance and Commitment Therapy)、CBT(Cognitive behavioral therapy)がそこまで確立されていなかった時代に、経験と実践で患者を癒して言ったクレア・ウィークス先生の名著。

書いてある内容は、驚くほどマインドフルネス、認知行動療法そのままで驚く。

不安神経症、不安障害の世界では名著として有名な本らしいが、長らく絶版となっていたみたいで、高値で取引されていたようです。

当事者からするとページの隅々まで、自分が言って欲しかったこと、なぜこんなに苦しいのかが、わかりやすく書かれてあり、本当に癒される。

患者にとってはなぜそうなってしまったのかが「わからない」ことが一番の苦しみ。

それをお医者さんがきっちり理解してくれていることは、本当に救いです。


今でこそCBTはこの手の精神疾患に有効とされていますが、当時は薬で治療するのが一般的で、「気の持ちようで治るだろ」という世界だったはず。

そんな時代にクレア先生のようないた人がいたとは、神や。。


先生は90年に亡くなっていますが、改訂を重ねながら世界中で愛読されているロングセラーとな。わかる。


動画もあった!

不安神経症について語るクレア先生。

寝る前に聴くといいっぽい、「明日はきっとよくなる」みたいな朗読テープ。

強さは気力から生まれるものではない

心の強さは弱さからしか生まれない

だからあなたのその弱さに感謝して

それが本当のあなたの始まりなのだから

よく生きる

不安神経症(疾病恐怖)のリハビリとして他人の死生観を集めたり、役立つ情報を自分のために溜めています。

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