大家さんと僕
気になっていた本を読了。あまりにも良くて、いろんな人におすすめ中。
カラテカ矢部は、かつて電波少年で、数カ国語を短期間に会得していたのを見ており、
当時から、よく知らんけどそして芸人として面白いとは思わないけど、頭いい人とは思っていた。そのとき学芸大(除籍)というのも調べたし、父親が絵本作家なのも知った。
で、このエッセイ漫画ですけど、とてもいい。
何より大家さんのキャラクターが漫画みたいだし、この人を見出した矢部の感性も素敵だ。
こんなのさらっと描けてしまうのだから、少なからずアートの才能も受け継いんだろうね、矢部。
話のコアとはずれるけど、
現代においてどんな地獄な状況にいる人よりも、あらゆる感情表現は、戦争体験者には勝てないと思っているのだが、この大家さんもまた然り。
何気ないコメントにゆさぶられる。
一人毅然とルーティーンを繰り返す大家さん。私の理想がそこにあった。
映画化しそうだね。でもこの矢部の絵がいいのよ〜。
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